夜間・早朝高血圧

  • HOME > 夜間・早朝高血圧

夜間・早朝高血圧

睡眠障害(不眠)などによる睡眠時間と質の低下は、高血圧などの生活習慣病に影響することが分かっています。

睡眠時間が6時間未満の場合、脳卒中や心筋梗塞などの循環器系の病気の原因となる高血圧・糖尿病・肥満になりやすい傾向があります。
特に、夜間や早朝の血圧が高くなるため、注意が必要。
早朝は、脳卒中や心筋梗塞が起こりやすい時間帯になっているのです。

健康な人の場合、眠り始めると血圧が下がり始め、約5時間後には10〜20パーセント低くなります。
明け方近くになると徐々に上がり始め、目覚める頃にはほぼ昼間と同じ血圧になっています。

不眠の人の場合は、眠っている間に血圧が下がりにくくなり、夜間も血圧が高い状態が続いたり、早朝に昼間よりも血圧が高くなってしまいます。
これを「夜間・早朝高血圧」と呼んでいて、高齢者によく見られます。

体内のリズムと高血圧

人間の体内には、約24時間周期で繰り返される生理現象があり、これを「概日リズム」と呼んでいます。

概日リズムによって、体温やホルモン分泌などがコントロールされ、昼は活動的になり、夜は眠くなります。
例えば、塩分を体に貯めるアルドステロンというホルモンは、夜間も多く分泌されるため、体がその塩分を薄めようとして血液量を増やすため、血圧が上がります。
また、昼間に活動する時に働く自律神経(交感神経)が夜も活発になってしまい、血圧が上がってしまいます。
このように、不眠は夜間と早朝の血圧を上げる原因になっています。

最近では、家庭用血圧計が普及しているので、朝起きた直後の血圧をぜひ測ってみてください。
昼間の血圧が正常でも、朝の血圧が高い場合は、不眠症になりかけているかもしれません。

また、高血圧を治療している方の中には、血圧を下げる薬を飲んでも、下がりにくい場合があります。
そういった方は、睡眠の質や量が低下している可能性があります。
眠れないなどの症状を少しでも感じたら、早めに医師に相談するようにしましょう。
睡眠薬で睡眠の質や量を改善することで、血圧をコントロールできた方は多くいます。
高血圧の対策には、食事や運動による方法だけでなく、睡眠も大きく影響するのです。